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Hearty Medical Care

呼吸器外科

非結核性抗酸菌症

初期では無症状のことも。

非結核性肺抗酸菌は土や水などの環境中に存在する菌で、結核菌とは異なり人から人には感染しません。
この病気にかかると、数年から10年以上かけてゆっくりと進行していきます。初期では無症状のことも多く、レントゲンやCTを撮影した際、偶然発見されることもあります。進行してくると咳、痰の増加や、血痰、息切れ等が出現します。
中高年の女性に多い傾向があります。

まずは菌の証明が必要。

胸部CTやレントゲンで非結核性抗酸菌症が疑われた場合、まずは痰の培養検査を行います。痰が出ない場合は気管支鏡検査を行い、採取した気道分泌物を培養します。採取した痰、気道分泌物から非結核性抗酸菌が発育すれば診断が確定します。

治療は多剤併用で、長期間。

基本薬は3剤(クラリスロマイシン、リファンピシン、エサンブトール)で、1年から2年間内服する必要があります(痰からの排菌がいつなくなるかによって内服期間は変わります)。しかし菌が完全に消えることは稀であり、治療終了後も再発しないか定期的に画像検査を行う必要があります。また非結核性抗酸菌症にはいくつかの種類が存在し、その種類に合わせて内服薬を調整していきます。

外科治療も併用します。

外科治療により非結核性抗酸菌症が完全に治癒するわけではありませんが、病状のコントロールには有効です。手術方法は肺葉切除や肺区域切除が一般的です。肺の中の排菌部位が明らかで、かつ①内服治療で排菌が停止しない、②排菌が停止しても、再燃が危惧される空洞性病変や気管支拡張像がCTで認められる、場合に手術を行います。術後も1年間の内服治療が必要です。