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Hearty Medical Care

呼吸器外科

気胸

肺に穴が開いてしまうことがあります。

肺を包んでいる胸膜に穴が開いてしまい、肺が虚脱(パンク)してしまう病気です。発症すると、急に胸や背中が痛くなったり、息苦しさを感じたりします。
最も頻度が高いのは自然気胸で、20歳~30歳代で、痩せ型の男性に多く発症します。肺表面に破れやすい部分(のう胞)ができて、それが破裂することで「気胸」が起こります。
他には肺気腫に伴う続発性気胸や月経周期と関連して起こる月経随伴気胸などがあります。

レントゲンで診断が確定します。

胸部レントゲンを撮影し、肺が虚脱していることを確認します。

まずは胸腔ドレナージ。

肺の虚脱が極軽度であれば安静のみで改善することもあります。
しかしほとんどの場合は、胸腔ドレナージ(胸に細い管を入れる)を行い、肺から漏れてきた空気を持続的に吸い出す(脱気)する必要があります。
空気漏れが止まれば管を抜きます。管が抜けるまでの期間は数日から数週間かかります。

手術をお勧めします。

自然気胸は再発率が50%程度と報告されています。これは、気胸の原因となるのう胞が破裂を繰り返すためです。手術ではのう胞を切除することで、空気漏れを止め、再発を予防します。手術後も5-10%の頻度で再発があると報告されていますが、これは新たなのう胞が肺に出現するためです(特にのう胞切除断端付近)。当院では吸収性シートでのう胞切除断端付近を覆い、術後再発を予防する工夫を行っています。術後1-2日目に退院することも可能です。
胸腔ドレナージのみでの治療は再発率が高いことに加え、空気漏れがいつ停止するのか予想することが困難であるため、発症後早期に手術を行うことが理想です。

単孔式手術も可能です。

当院では自然気胸に対して単孔式手術を導入しています。この術式は、他の施設ではほとんど行われておりません。側胸部の傷1か所(2.5cm)のみで、手術を完遂します。手術時間は1時間以内で、傷が少ないため、創部痛や神経痛がほとんど残りません。また整容性(傷の見た目の綺麗さ)にも優れています。
2013年以降単孔式手術を導入し、これまでに21人の気胸患者さんを治療しましたが、再発率は0%です(2015年3月時点)。