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Hearty Medical Care

消化器内科

PTEG(ピーテグ)

PTEG(ピーテグ)をご存知ですか?

経皮経食道胃管挿入術(percutaneous trans-esophageal gastro-tubing:PTEG)という難しい名前がつけられていますが、

要するに、首の付け根(鎖骨の上あたり)から食道→胃へと栄養チューブを入れる手技です。

平成23年4月から保険診療が許可された手技で、栄養や減圧(胃腸の内容を体外に排出する)目的で、胃瘻造設が困難な症例に対して行われる処置です。

胃瘻造設困難例

  • 大量腹水
  • 胃-腹壁間に肝臓、小腸、横行結腸などが介在する
  • 胃切除後
  • 巨大な食道裂孔ヘルニア
  • 脳室-腹腔シャント留置症例(腹腔内感染予防が必要)
  • 造設位置に胃がんが存在
  • 極度の肥満
  • がん性腹膜炎

PTEG造設

造設の方法

まず鼻から食道にチューブを挿入し食道内でバルーンを膨らませます

(外)バルーン(内)ガイドワイヤー

膨らんだバルーンを体外式超音波装置で確認し、バルーンに穿刺針を刺しガイドワイヤーをバルーン内に挿入します。

(上)18Fr.ダイレーター/シース (下)18G穿刺針

次にガイドワイヤー先端をバルーンと一緒に胃の方に進めて留置します。このガイドワイヤーを使ってダイレーター(穴を広げる筒)と外筒シース(ストロー状の筒)を食道内に挿入し、外筒シースを残してガイドワイヤーとダイレーターを抜去します。
この外筒シースは皮膚から食道へと続くトンネル状になっていますので、この中を通して専用の胃管チューブを食道→胃へ送り込みます。

最後にこの外筒シースを抜去して終了です。

造設処置にかかる時間としては、平均20-30分程度です。

滋賀県唯一の日本PTEG研究会登録施設

日本PTEG研究会にて、施設会員に登録されている病院は55施設あります。

当院で(消化器内科)島本和巳が2016年に施設会員担当医として登録されました。滋賀県下では当院のみです。(2019年1月現在)

2016年6月から導入し、2019年1月までに37例のPTEG造設を施行しました。
現在までに施術に伴う重篤な合併症やコントロール困難な瘻孔感染等をきたした症例はありません。
PTEGチューブの閉塞は現在までには経験していませんが、1-2か月で閉塞するようなケースも報告はあり、その際にはチューブ交換が必要となります。

予防的に、閉塞がなければ4-6か月に1回チューブの交換を行います。(交換手技は5分間程度でほとんど痛みを伴いません。)

胃瘻をつくれないと言われて困っている患者さんはいらっしゃいませんか?

・胃瘻造設ができないために鼻からの栄養チューブ(経鼻胃管)を長期間(4週間以上)入れ続けている患者さん

・他の栄養投与の方法がないかとお困りの方

・腹膜播種、消化管腫瘍、消化管狭窄により嘔吐を繰り返している方で胃腸の減圧目的の胃瘻造設が困難と判断された方

このような患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひPTEG造設を一度ご検討ください。

経鼻胃管やイレウス管を長期間留置されていてPTEG造設により苦痛を緩和できる可能性のある患者さん、胃瘻造設を諦めていた患者さんがいらっしゃいましたら是非相談にお越しください。十分に適応を見極めつつ、積極的にPTEG造設を行っていきたいと考えています。
PTEGについて詳しい話を聞いてみたいと思われる患者さんやご家族の方は下記の予約連絡先に連絡ください。

病院の先生からのご紹介も同様に電話予約でお願いいたします。

消化器内科外来 島本和巳:月曜日/水曜日 12:30~13:30 に予約をしていただきます。

⇒  医療機関から依頼方法はこちら

地域連携室予約連絡先
TEL 077-516-2511